wear_space

WEAR SPACEのサイズを調整できる機構部分のサンプルを試作しました


クラウドファンディング開始以降、WEAR SPACEはさまざまなイベントや企画で展示を行なっており、体験したいただいた方からは高い評価をいただく一方で、製品に対する改善要望もいくつかいただきました。その中でも多かったのが、装着した時の視界をもっと広くしたい、またはもっと狭くしたいという要望です。

現在ご体験いただいているWEAR SPACEは、市販のヘッドフォンを分解し、3Dプリンタで出力したフレームで組み立てたプロトタイプのため、実際に量産する製品とは仕様が異なる点もあります。その1つが装着した時のサイズで、プロトタイプではヘッドフォンの位置が固定されているため、装着した人の頭の大きさによってパーティションで制限する視野の大きさも決まってしまい、結果として装着する人ごとに見える視界の範囲が微妙に異なるようになっています。

ヘッドフォンはパーティションに固定

ヘッドフォンはパーティションに固定

実際の製品版では装着する人のサイズに合わせられるような検討をいくつか行なっており、今回はその取り組みの一部をご紹介します。下記の画像がなんだかおわかりでしょうか。

こちらは製品版に向けたヘッドフォン部の試作サンプルを3Dプリンタで出力したものです。あくまでイメージをつかむためのサンプルではありますが、斜めになったパーツ部分を左右に動かすことでヘッドフォンの位置を調整し、合わせてパーティションで制限する視界の範囲も変更することができます。

このサンプルはあくまで試作アイディアの1つでありこのまま製品版に反映されるわけではありませんが、WEAR SPACE projectはアジャスター以外にもさまざまな検討を進めており、こうした試作の進捗は製品お届けまでの間、順次ご紹介していきたいと思います。

クラウドファンディングの期間も残り1週間となりました。おかげさまで目標額に対して91%の支援をいただいておりますが、100%に達成しなければ実際に量産に進むことができません。目標達成に向けて引き続き情報発信やPR活動を進めて参りますので、みなさまも応援のほどどうぞよろしくお願いいたします。