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株式会社はてなのエンジニアにWEAR SPACEを体験していただきました


左右のパーティションで視界を遮り、ノイズキャンセリング機能搭載のヘッドフォンで周囲の雑音を低減することで集中力を高められるWEAR SPACE。発表以来、子供の学習効果を高める用途や多動性や衝動性に悩む方への支援ツールなどさまざまな方面からご注目いただいておりますが、WEAR SPACE開発時に想定していたユーザー層は、パソコンに対して長時間の集中が必要なプログラマーやWebデザイナーといったデスクワーカーでした。

WEAR SPACE発表会に使用したプレゼンテーション資料

とはいえ、どのくらい効果があるのかは実際に試してみないとわからないもの。IT業界でエンジニアの会社としても名高い株式会社はてなの京都オフィスを訪れ、エンジニアの方々を中心にWEAR SPACEを体験していただいた上で率直な感想をいただきました。

ハロウィン仕様で装飾されたはてな京都本社の受付

株式会社はてなは、今年で創業18年目を迎えるIT企業。社名を関した「はてなブログ」「はてなブックマーク」「はてな匿名ダイアリー」といったWebサービスのほか、法人向けのSaaS型サーバー監視サービス「Mackerel」、オウンドメディアの運用やネイティブ広告といったコンテンツマーケティング支援に加え、Nintendo Switchソフト「スプラトゥーン2」のゲーム連動サービス「イカリング2」、マンガ投稿サービス「ジャンプルーキー」「となりのヤングジャンプ」などの共同開発に取り組んでいます。

株式会社はてな
http://hatenacorp.jp/

突然の訪問にもかかわらず快く出迎えていただいたのは、はてな創業メンバーでもある執行役員の大西康裕さん。大西さん自らWEAR SPACEを装着していただきつつ、WEAR SPACEに興味を持っていただいたスタッフの方々にWEAR SPACEのプロトタイプを体験していただきました。

下記画像は装着した人の横側で手を振ってみたり、見えない場所から殴りつけるアクションをしているところ。パーティションで遮断された方向のアクションは視界に入らないため気にならず。また、横で話している声自体は聞こえるものの、ノイズキャンセリングの効果で意識をそがれることはありません。体験した方からは「気にならない程度で声が聞こえるので作業の邪魔にならず、自分に関係ありそうな話題だと気がついたらその話題に参加できそう」という感想をいただきました。

こちらは実際に装着してPCに向かっているところ。

WEAR SPACEを装着した状態で見えている範囲を手で表現していただきました。ちょうどPCの画面1つぶん程度が見えるように設計されているため、PC以外のものが視界に入りにくく、作業に没頭することができます。

WEAR SPACEを装着したところを後ろから撮影。「一目見て集中していることがわかるデザイン」もWEAR SPACEの隠れた特徴ですが、周囲からは「これは話しかけにくい」との好評? をいただきました。

はてな 代表取締役社長の栗栖義臣さんにもWEAR SPACEを試していただきました。自宅の大型テレビで映画を楽しむのが趣味という栗栖さんからは「これを装着して家で映画に集中してみたい」という感想をいただきました。

エンジニアリングの最前線で働くはてなの方々に製品の感想をいただくのはとても緊張しましたが、実際に体験した方々からは「思ったよりも軽い」「これは確かに集中できる」「1台家に欲しい!」と、非常に高い評価をいただきました。一方、「髪が長いと装着が難しい」「頭が小さいとヘッドフォン部がずりおちてくる」という課題に加えて、「ピアスをつけていると横からの締め付けがつらい」という予想外の感想もいただくことができました。

いただいた感想はクラウドファンディング期間中はもちろん、製品のお届け時期までに反映できるよう開発にフィードバックしていきたいと思います。株式会社はてなのみなさま、ありがとうございました。